Sakai Design Associate
2005
Shohakudo Honten, Inc
特製安倍川餅
Japanese Sweet
「贈っても、もらってもうれしいお土産」がテーマです。「簡単、便利」という言葉は余り好きではありませんが、いただいたお土産をきちんと菓子器に盛って食べる人がどれくらいいるのだろうという疑問もあります。もし、すでに菓子器にセットされた状態で売ることが出来れば、お茶をきちんと淹れて食べてくれるのではないだろうか?そうすれば贈ってくれた人の事を想いながらほんの少し豊かな時間を過ごせるのでは?という仮説に基づいてデザインしました。
持続的再生可能な素材である桐箱に入った安倍川餅は上蓋を開けると、そのまますぐ食べられる状態でその姿を表します。安倍川餅とかかわりの深い金紙が下に敷かれ、大ぶりの黒文字がセットされた状態の一人前です。後は黄な粉と和三盆をふりかけて食べていただきます。少し物足りないくらいの量、すぐ食べられるけど気持ちよく感じられる和菓子と菓子器の関係に注意しました。
味そのものについては素人なので踏み込めませんでしたが、御餅に砂糖を練りこまず、本来の味を楽しんでもらうことや、白砂糖の替わりに和三盆糖を使ってもらうことなどの提案は取り入れてもらえました。なにより日持ちをさせることに注力する考え方から、賞味期限が一日でもいいからおいしいものをつくる考え方にシフトしてもらえたことがデザイナーとしてうれしかったです。大量生産が主流のお土産用の安倍川餅では画期的な決断です。
松柏堂 安倍川餅 2005年3月2日より発売 
松柏堂本店(静岡市)にて受注販売
問い合わせ:054-252-0095

尚、このプロジェクトはワコールアートセンターの主催する「ランデヴープロジェクト」の一環として企画されたプロジェクトです。

In production | Spicebush, Paulownia, Paper and Sweets | design for packeage and sweets | 1,000JPY

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